この「参考文献目録/無署名記事リスト/映像・演劇・紹介番組リスト」は、以下の方々の協力により製作されました。心からお礼申し上げます。
また、今後引き続き拡充していくために、多くの方々の情報参加をお願いします。

【協力】専修大学大学院・畑研究室/末國善己/塚本靖代/石原深予/森澤夕子/鳥取県立図書館郷土資料室
2006.1.13 現在
▼あ~お ▼か~こ ▼さ~そ ▼た~と ▼な~の
▼は~ほ ▼ま~も ▼や~よ ▼ら~ろ ▼ わ 
●無署名 記事リスト(2000年まで)
●映画・演劇・番組リスト●尾崎翠・著作ガイド

▼あ~お
著 者 出版年 書名・論文名 出 典
あかしあきこ
明石亜紀子
2002 「尾崎翠の文学世界―その映像的文体を中心に―」 『日本文学誌要』66号
あきもときよし
秋元潔
1994 「尾崎翠『第七官界彷徨』浜納豆」「尾崎翠『歩行』柿」 『食卓の文学史』葦書房
あくたがわやすし
芥川也寸志
1979 「おもかげを……」(楽譜) 『尾崎翠全集 月報』創樹社
あさみふかし
浅見淵
1968 「創刊三十五周年の『文芸首都』」 『昭和文壇側面史』講談社(1996年 講談社文芸文庫)、初出『週刊読書人』1966.7.4
あさみやみき
麻宮未来
1992 「超性別文学ガイド(二)」 『クロス・ドレッシング』2号
あらかわようじ
荒川洋治
1992 「本のエッセンス 私の読書ノート『ちくま日本文学全集 尾崎翠』 言葉がひとつだけある愛」 『現代』5月号
1998 「幻の作家・尾崎翠の全貌 『定本 尾崎翠全集』を読む」 『週刊読書人』1998.11.20
1998 「サンデーらいぶらりぃ 評者が選んだ98年『三冊の本』」 『サンデー毎日』12月27日号
いいじまただし
飯島正
1931 「覚え書的創作月評」 『近代生活』昭和6年4月号
いくたはなよ
生田花世
1927 「七月の文芸時評」 『若草』昭和2年9月号
1927 「昭和二年女流文芸概記」 『若草』昭和2年11月号
1929 『女流作家群像』行人社(復刻版 山崎朋子監修『叢書女性論』第25巻 1996年)  
いこまよしこ
生駒芳子
1991 「尾崎翠の第七感的生き方」 『流行通信』4月号
いしづきまゆこ
 石月麻由子
2004 「<影>への志向-尾崎翠『第七官界彷徨』試論」 『早稲田大学大学院
文学研究科紀要』第49輯・第三分冊(2004年2月発行)
いしどうあい
石堂藍(編)
1988 「大正─昭和メルヘン&ファンタジー必携」 『幻想文学』24号
いしはらいくこ
石原郁子
1998 「試写室 『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』」 『キネマ旬報』1998.12.1
2000 『イースト・アジア映画の、美』 芳賀書店
いしはらみよ
石原深予
2001 「尾崎翠『地下室アントンの一夜』論」修士論文(大阪大学提出) 改稿して本HPの「資料コーナー」に収録
2002 「尾崎翠と和歌・短歌-『こほろぎ嬢』を中心に」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2002報告集』
2002 「尾崎翠の橋浦泰雄宛て書簡について」
2003 「尾崎翠の新出資料について」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』
2004 「薬と毒-穂積生萩『私の折口信夫』を読む」 短歌季刊誌『霹靂(かむとき)』第16号
いたがきなおこ
板垣直子
1931 「女流文壇」 『文芸ノート』昭和8年啓文堂。初出は『文学』岩波書店 昭和6年9月号
1932 「女流文壇の概観」 『文芸ノート』昭和8年啓文堂。初出は『都新聞』昭和7年3月
いつみひろし
逸見広
1931 「私は推薦する」 『近代生活』昭和6年6月号
いながきまさみ
稲垣真美
1973 「存在と抒情の間」 『イデイン』5号(秋季号 11月)
1975 「劇団芸協上演台本『花粉になった女』」 『悲劇喜劇』5月号
1977 「尾崎翠の『歩行』」 『學院文學』第2号
1979 「尾崎翠全集 解説」 『尾崎翠全集』創樹社
1979 「尾崎翠の想う 全集出版によせて」全20回 『日本海新聞』1979.12.1~26
1979 「女流作家尾崎翠の終焉」 『尾崎翠全集』創樹社、初出『新潮』1972年10月号
1980 「尾崎翠の人と時間」 尾崎翠『第七官界彷徨』創樹社
1990 「心臓を頭で濾過した詩情」 『イデイン』9号(秋季号 10月)
1996 「尾崎翠」 『「青鞜」と「女人芸術」 ──時代をつくった女たち展』図録 世田谷文学館
1998 「『多面的な作家』の魅力 『定本尾崎翠全集』監修を終えて」 『毎日新聞』夕刊1998.9.3
1998 「定本尾崎翠全集 解説」(上・下) 『定本尾崎翠全集』(上・下巻)筑摩書房
1998 「定本尾崎翠全集 解題」(上・下) 『定本尾崎翠全集』(上・下巻)筑摩書房
1999 「ムラサキシキブかオザキミドリか」 『夢丼(ゆめどん)』vol.4 旺文社ムック
1999 「尾崎翠未発表作品「エルゼ嬢」 解説」 『鳩よ!』187号(1999年11月号)
1999 「尾崎翠とともに生きて」 『鳩よ!』187号(1999年11月号)
2000 「尾崎翠その後 『私のピーターパン』をめぐって」 『鳩よ!』192号(2000年4月号) p.201
いながきまさみ 他
稲垣真美/
岩崎力/
鈴木沙那美/
山田稔
1974 「座談会 文学における《新しい次元》」 『イデイン』6号(夏季号 5月)
いながきまさみ 他
稲垣真美/
田中禎孝
1979 「解題・校異」 『尾崎翠全集』創樹社
いながきまさみ 他
稲垣真美/
竹内道夫
1979 「対談 女流作家 ──尾崎翠を語る」全3回 『日本海新聞』1979.11.17~19
いながきまさみ 他
稲垣真美/
高橋英夫
1998 「対談 復活! 尾崎翠」 『ちくま』331号(10月号)
いのうえかめい
井上嘉明
2001 「新しい視点からの全体像を求めて-『ファイ』尾崎翠特集号」 日本海新聞2001.6.25
2001 「尾崎翠-屋根裏の詩人への偏執」 『日本未来派』204号、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
2001 「新しい視点からの全体像を求めて-『ファイ』尾崎翠特集号」 『日本海新聞』2001.6.25、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
2002 「詩人としての尾崎翠」 『日本海新聞』2002.6.3、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
いまいたつお
今井達夫
1932 「八月号同人雑誌展望」 『三田文学』昭和7年9月号
いまがわひでこ
今川英子
2001 『林芙美子・巴里の恋』 中央公論新社
いわたひろし
岩田宏
1980 「感情との戦い ──『尾崎翠全集』を読んで」 『本と批評』第70号(7,8月号)
いわはしくにえ
岩橋邦枝
1993 『評伝 長谷川時雨』筑摩書房(1999年 講談社文芸文庫)  
いわぶちひろこ
岩淵(倉田)宏子
2002 「日本女子大ゆかりの文学者たち」 『国文目白』41号
いわやだいし
巖谷大四
1958 「第七感の文学」 「朝日新聞」1958.3.27
1977 「物語女流文壇史」 『物語女流文壇史』(上)中央公論社、初出『婦人公論』1976年5月号

(鵜)
1991 「よみがえる『悲運の作家』 尾崎翠 ──評論、作品集など続々 “宇宙感覚”の世界」 『読売新聞』1991.8.6
うえすぎともき
上杉智己
1999 「尾崎翠の生涯描いた映画『第七官界彷徨』を上映 ──宇都宮/栃木」 『毎日新聞』栃木版1999.6.17
うえだやすつぐ
上田泰嗣
1999 「多彩に『第9回にいがた国際映画祭』 女性特集、家族向け…──きょうから/新潟」 『毎日新聞』新潟版 1999.2.20
うちだてるこ
内田照子
1983 「日本近代文学の中の尾崎翠」 『山陰中央新報』1983.12.9
1996 「三人の選集 全国に発信」 『日本海新聞』1996.7.8
1997 「尾崎翠の生涯」 『花梨』1997年特別号
1997 「尾崎翠と出会った頃」
1997 「生誕百年を迎えた鳥取の女流作家 尾崎翠・田中古代子・岡田美子」
1998 「尾崎翠 作家ガイド・略年譜」 鳥取女流ペンクラブ編『尾崎翠・田中古代子・岡田美子選集』富士書店
1998 「翠・古代子・美子生誕百年記念文学選集発刊までの歩み」
1998 「羅針盤 翠・古代子・美子」全9回 『山陰中央新報』1998.10.11~8.8
うぶかたともこ
生方智子
1996 「『女の子』のファミリー・ロマンス──尾崎翠『第七官界彷徨』の世界」 『明治大学日本文学』第24号
うめはらたけし
梅原猛
1998 「思うままに ペンクラブ活動で文学振興」 『東京新聞』1998.11.2
うりのじろう
瓜野次郎
1983 「植物の恋愛譚」 『別冊本の雑誌4 恋愛小説読本』1983年6月 本の雑誌社
エス
(S)
1985 「文化往来 尾崎翠の『第七官界彷徨』が舞台化」 『山陰中央新報』1985.5.15
えんどういくこ
遠藤郁子
2000 「尾崎翠『第七官界彷徨』
 -<詩的>散文という位置」
『尾崎翠作品の諸相』専修大学大学院文学研究科・畑研究室
おおしまえりこ
大島エリ子
1996 「霧と雲と風 ──1932年夏・尾崎翠の恋」 『時空』第9号(8月)
おおたよしたろう
太田善太郎
1982 「岩井文学散歩 ──明石鉄也と尾崎翠」 『大因伯』5・6緑陰合併号
おかざきみつよし
岡崎満義
1993 「藤堂志津子のトットリ発見 第二回 二人の尾崎(放哉と翠)ルネッサンス 『週刊文春』1993.12.9
おがたあきこ
尾形明子
1980 「尾崎翠のこと」 『女人芸術の世界』ドメス出版、初出『図書新聞』1979.7.14/7.21
1986 「尾崎翠『第七官界彷徨』の町子」 『昭和文学の女たち』ドメス出版、初出『奈良新聞』「昭和文学の女たち〈16〉」1983.11.27
1996 「女人芸術」 『「青鞜」と「女人芸術」 ──時代をつくった女たち展』図録 世田谷文学館
おがたぜみなーる
尾形ゼミナール
1984 「『女人芸術』研究」 『(文教大学女子短期大学)文芸論叢』20号
おかもとまほみ
岡本雅歩美
1992 「食いしん坊の読書さんぽ〈42〉はじまりはアップルパイ」 『読売新聞』大阪版1992.3.29
おがわたまき
緒川たまき
1996 「この主人公が好き」 『ドンキホーテ』5月5日号(『FYTTE』5月号別冊)
おがわようこ
小川洋子
1992 「好きな作家 小川洋子(しごとの周辺)」 『朝日新聞』夕刊1992.1.14
おぐらこうじ
小椋幸治
1976 「尾崎翠とその歩行」 『岩井温泉文芸風土記』
おぐらちかこ
小倉千加子
1991 「現代女子学生が魅かれる 復活天才尾崎翠の彷徨える魂」 『月刊アサヒ』1月号
2001 「厭世と決別の帰郷列車-尾崎翠フォーラム・in・鳥取に寄せて」 『山陰中央新報』2001.5.31、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2001』収録
2001 「尾崎翠の生涯と作品」 『尾崎翠フォーラム2001 in 鳥取 報告集』
2005 『シュレーディンガーの猫』(いそっぷ社) 「尾崎翠の彷徨える魂」「厭世と決別の帰郷列車」収録
おさきひろこ
尾崎寛子
2003 「作品の基底に流れる『かなしみ』」 『日本海新聞』2003.5.30、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
2003 「見詰め続けた人間の幽暗」 『日本海新聞』2003.6.6、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
おざきかずお
尾崎一雄
1975 「あの日この日 122 『文学党員創刊』…」 『あの日この日』(下)講談社、初出『群像』1972年12月号
おざきたみこ
尾崎民子
1971 「叔母・尾崎翠の死」 『日本海新聞』1971.8.10
おざきまゆみ
尾崎まゆみ
1996 「尾崎翠 2」 『玲瓏』37号(9月)
おしきりなぎさ
押切那岐佐
2001 「『第七官界彷徨』町子の居場所を探し て-時代とともに生きる作家 尾崎翠-」卒業論文(神戸松蔭女子学院大学提出)  
おしやまみちこ
押山美知子
2000 「尾崎翠『第七官界彷徨』論-小野町子と「赤いちぢれ毛」について-“女くらゐ頭髪に未練をかけるものはないね。”」 『尾崎翠作品の諸相』専修大学大学院文学研究科・畑研究室

▼か~こ
著 者 出版年 書名・論文名 出 典

(河)
1994 「林芙美子、芥川賞に尾崎翠を推薦」 『朝日新聞』夕刊 1994.2.28
かきぬまえいこ
柿沼瑛子
1999 「マイ・プライベート・ミドリ」 『鳩よ!』187号(1999年11月号)
かくたみつよ
角田光代
1999 「大学時代に読むスタンダード 尾崎翠『第七官界彷徨』創樹社」 『すばる』1999年5月号
1999 「退屈な隙間の、幾重もの現実」 『鳩よ!』187号(1999年11月号)
かどあきまさはる
角秋勝治
1981 「第七官界彷徨 尾崎翠の幻想と迷宮」 『日本海新聞』1981.2.8、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
2001 「3本の縒糸で描く真実」 『日本海新聞』2001.5.6、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2001』収録
2001 「貫く矜持と青春の曳航」 『日本海新聞』2001.5.13、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2001』収録
2003 「翠が愛したチャップリン」 『日本海新聞』2003.5.23、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
かとうゆきこ
加藤由紀子
1973 「少女の夢は猥せつである」 『イデイン』5号(秋季号 11月)
かとうゆきこ/
ますだみずこ
加藤幸子/
増田みず子
1991 「特別対談」長谷川泉編『女性作家の新流』国文学解釈と鑑賞 別冊 至文堂
かとうゆきこ
加藤幸子
1990 『尾崎翠の感覚世界』創樹社  
1990 「最近、面白い本を読みましたか 『尾崎翠の感覚世界』加藤幸子著 創樹社」 『クロワッサン』1990.12.10
1998 「心の書 『第七官界彷徨』」 『朝日新聞』夕刊1998.7.28
1998 「ふっと性を超える瞬間があって」(インタビュー) 山崎邦紀編『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』 発行:『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』製作委員会
2001 「尾崎翠の感覚世界」 『尾崎翠フォーラム2001 in 鳥取 報告集』
かないみえこ
金井美恵子
1979 「悲痛な軽やかさ」 『尾崎翠全集 月報』創樹社
かのけいこ
狩野啓子
1984 「尾崎翠『第七官界彷徨』の成立(1) 『筑紫女学園短期大学紀要』第19集
1987 「尾崎翠 人・文学/作品鑑賞/研究動向」 『短編 女性文学 近代』桜楓社
1990 「尾崎翠と映画」 『ガイア』第4号
1995 「感覚の対位法──尾崎翠『第七官界彷徨』」 岩淵宏子ほか編『フェミニズム批評への招待』学藝書林
2003 「『第七官界彷徨』の世界-翠探求の旅」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』
かばやまちよ
樺山千代
1931 「尾崎翠」 『文学党員』第1巻第4号
かみやまかずひろ
上山和宏
2000 「尾崎翠『初恋』に関する一考察」 『尾崎翠作品の諸相』専修大学大学院文学研究科・畑研究室
かわかみひろみ
川上弘美
1999 「言葉そのもの」 『鳩よ!』187号(1999年11月号)
かわぐちけいこ
川口恵子
1998 「第11回カネボウ国際女性映画週間 新たな身体性の発見」 『週刊金曜日』1998.11.13
1998 「『金曜日』で逢いましょう 浜野佐知さん 女性の性と向き合って30年 女性監督が描く“第七官界”とは」 『週刊金曜日』1998.12.11
かわさきけんこ
川崎賢子
1984 「日本SFのアルケオロジー 第1回 インナー・スペースへの旅」 『SFの本』5号
1990 「〈少女〉的世界のなりたち」 『少女日和』青弓社、初出『幻想文学』24号(1988年)、大幅に改稿
1992 「輻輳する誇り、幻視するまなざし」 『幻想文学』1992年1月 第33号
1995 「元気がないときの自画像を読む 尾崎翠『第七官界彷徨』」 『思想の科学』(2月号)
1999 「小説のたくらみ 〈少女〉にしかできないことがある」 『鳩よ!』187号(1999年11月号)
2003 『読む女 書く女-女系読書案内』 白水社  
2004 「尾崎翠研究の現在‐浮遊する断片性、巧まれたディテールの過剰性」 『図書新聞』7月10日号
2004 「レズビアン文化かもしれない」 『ユリイカ』10月号、青土社
2004 「尾崎翠研究の現状と展望‐研究ノート」 『文学』11・12月号、岩波書店
2005 「尾崎翠を読む―尾崎翠のいる文学史」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2005 報告集 Vol.5』 
2005 「『翠』のコネクション」 『活狂』No.122
(無声映画鑑賞会会報)
かわさきけんこ/
かとうのりひろ
川崎賢子/
加藤典洋
1991 「空っぽの力」 『思想の科学』145号(10月号)
かわばたやすなり
川端康成
1931 「一九三一年創作界の印象」 『新潮』昭和6年12月号
1982 「一つの整理期」 『川端康成全集 第三十巻』新潮社、初出『婦人サロン』1931年12月号
かわむらみなと
川村湊
1989 「妹の恋──大正昭和の少女文学」 『紙の中の殺人』河出書房新社、初出『幻想文学』24号(1988年)
1999 「奇想小説の楽しみ」 『新刊展望』1999年8月号(vol645) 日本出版販売
かわむらみなと/
きだじゅんいちろう
川村湊/
紀田順一郎
1998 「対談 読書この1年 川村湊氏、紀田順一郎氏(下)」 『東京新聞』1998.12.20
かんざききよし
神崎清
1929 「前進する婦人と文学」 『創作月刊』昭和4年4月号
きだじゅんいちろう
紀田順一郎
1992 「枕頭の書十二冊を添えて…」 『幻想文学』1992年1月 第33号
きしちあき
岸千晶
1983 「尾崎翠論 ──『第七官界彷徨』をめぐって」 『(宮城学院女子大学)日本文学ノート)』18号(通巻40号)
きたがわふきこ
北川扶生子
2001 「きらめく『少女の言葉』」 『日本海新聞』2001.4.29、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2001』収録
2002 「尾崎翠『アップルパイの午後』におけるパロディの方法-世界を解体する〈少女の言葉〉-」 『解釈』1・2月号(Vol.48、通巻562・563号)教育出版センター
くさかべたけお
日下部武男
1993 「尾崎翠のエピソード」 『日本海新聞』1993.6.29
1993 「銀山と高麗陣と尾崎翠」 『日本海新聞』1993.9.16
くぜてるひこ
久世光彦
1987 「山梔伝説 野溝七生子」 『昭和幻燈館』晶文社
くまいあきこ
熊井明子
1976 「山陰感傷旅行」 『生活の絵本』1976.1.1
くまがいのぶこ
熊谷信子
2004 「尾崎翠-少女小説とメディアリテラシー」 『芸術至上主義文芸』30号
くめよりこ
久米依子
2003 「少女の世界――二〇世紀『少女小説』の行方」 『岩波講座 文学6 虚構の愉しみ』岩波書店
くりはらきよこ
栗原潔子
1933 「紹介二つ」 『火の鳥』7-10
くろいせんじ
黒井千次
1990 「『尾崎翠の感覚世界』加藤幸子著 作品の孕む謎に迫る」 『朝日新聞』1990.10.15
くろさわありこ
黒澤亜里子
1991 「恋愛の政治学──『屋根裏の少女たち』」 上野千鶴子他編『変貌する家族 第二巻 セクシュアリティと家族』岩波書店
1994 「老嬢のいる風景 ──尾崎翠とその周辺」 『季刊女子教育もんだい』61号(10月号)
1998 「出郷する少女たち ──1910-20年代、吉屋信子、金子みすゞ、尾崎翠、平林たい子、林芙美子ほか」 『文学史を読みかえる2 「大衆」の登場』インパクト出版会
1998 「尾崎翠と少女小説」 『定本尾崎翠全集』(下巻)筑摩書房
こうのとしろう
紅野敏郎
1980 「異才の女流甦らす ──稲垣真美編『尾崎翠全集』全一巻」 『図書新聞』1980.2.2
1991 「逍遥・文学誌(5) 尾崎翠・逸見広・高橋丈雄・宮本顕治らの「文学党員」」 『國文學』11月号
こくぼよしえ
国保良江
1998 「論説室から 映画をつくった女の連帯」 『東京新聞』1998.10.25
こたにまり
小谷真理
1998 「翠幻想 ──尾崎翠のメタ恋愛小説」 『日本文学』11月号
こばやしけんじ
小林健二
1999 「イメージ・コラージュ 第七官界世界へ」 『鳩よ!』187号(1999年11月号)
こばやしたかき
小林喬樹
1979 「伯母尾崎翠の思い出」 『尾崎翠全集 月報』創樹社
2003 「伯母尾崎翠のこと」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』
こんどうひろこ
近藤裕子
1997 「匂いとしての〈わたし〉──尾崎翠の述語的世界」 『日本近代文学』第五十七集
1999 「映画『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』に寄せて」 『週刊読書人』1999.6.25
2003 『臨床文学論-川端康成から吉本ばななまで』 彩流社  
2003 「尾崎翠『歩行』の身体性-風とお萩とおたまじゃくし」 『國文學』2003年4月号「モダニズム的表象」

▼さ~そ
著 者 出版年 書名・論文名 出 典
さえきゆうこ
佐伯裕子
1997 「尾崎翠というバロック」 『正論』11月号
1999 「尾崎翠と少女性」 『正論』3月号
2002 「おもひを野に捨てよ、おもかげを風に与へよ 尾崎翠の歌」 『季刊 禅文化』第186号
さかもとえつろう
阪本越郎
1932 「文芸時評」 『新文芸時代』昭和7年8月号
さかもとよしお
坂本義男
1977 「尾崎翠さんと高橋丈雄氏のこと」 全3回 『日本海新聞』1977.5.24~5.26
ささきさだみち
佐々木定道
2005 「従姉 尾崎翠をめぐって―『くるまと共に』より抜粋」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2005 報告集 Vol.5』
ささきたかふみ
佐々木孝文
2001 「『永遠の妹』と『九百人のお兄さん』-大正・昭和の鳥取文壇と尾崎翠-」 『ファイ』臨時増刊号(6月刊)
2003 「翠の本質に迫る狩野啓子氏」 『日本海新聞』2003.5.16、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
2003 「尾崎翠の構図その他」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
2004 「魅力伝わる深淵の冒険者‐リヴィア・モネ『自動少女 尾崎翠における映画と滑稽なるもの』を読む」 『山陰中央新報』6月28日、『尾崎翠国際フォーラム in 鳥取2004報告集』収録
2005 「尾崎翠と鳥取人脈」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2005 報告集 Vol.5』
ささきみきろう
佐々木幹郎
1987 「オドラデク」 『新劇』412
さわとみどり
澤登翠
2003 「尾崎翠が愛した映画」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003 報告集』
2005 「巧緻な演技と舞台背景―『椿姫』の魅力」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2005 報告集 Vol.5』
しまざききょうこ
島崎今日子
1998 「人物クローズアップ 301本目の『脱がない映画』まで 女性監督・浜野佐知のピンクな彷徨」 『婦人公論』1998.11.7
しまだまさひこ
島田雅彦
1999 「グリーン・ボーイの発明」 (巻末エッセイ) 尾崎翠『不思議の国のララ』パサージュ叢書3 メタローグ
1999 「少女はすべからくモダニストである」 『鳩よ!』187号(1999年11月号)
しみずますお
清水増夫
2004 「翠の愛したバンツマ‐映画『坂本龍馬』を上映」 『日本海新聞』7月5日、『尾崎翠国際フォーラム in 鳥取2004報告集』収録
じょうなつこ
城夏子
1981 「奇妙な作家尾崎翠との縁」 『林の中の晩餐会』講談社
しらかわまさみ
白川正美
1979 「現実に関する二三の反省──尾崎翠女史の文学に関心しつつ」 『尾崎翠全集』創樹社、初出『日歴』3号(1933年10月)
シルババーグ、ミリアム
1995 「日本の女給はブルースを歌った」(庄山則子訳) 脇田晴子・S.B.ハンレー編『ジェンダーの日本史(下)』東京大学出版会
しんどう
〈新藤〉
1980 「書評『尾崎翠全集』全一巻」 『婦人公論』5月号
すえくによしみ
末國善己
2000 「異端・図書館・分身-尾崎翠『こほろぎ嬢』試論」 『尾崎翠作品の諸相』専修大学大学院文学研究科・畑研究室
すがもとやすゆき
菅本康之
1998 「光源としての唯物論的ユーモア ──尾崎翠と花田清輝」 『昭和文学研究』第36集
2002 「意欲的でユニークな試み-『尾崎翠と花田清輝』書評」 『図書新聞』2002.10.5、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
すがもとやすゆき
・わたなべしろう
菅本康之
・渡邊史郎
2003 「エコロジーの思想を導入-『尾崎翠と花田清輝』書評」 『新日本文学』2003年4月号、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
すぎやまゆみこ
杉山由美子
1995 「性と愛の文学を楽しむ文庫本100冊」 『小説TRIPPER』1995年秋季号
すざきとしお
須崎敏雄
1997 「寂寥と孤独の天才女流作家 ──尾崎翠」 『鳥取NOW』34号(6月)
すずきけいいち
鈴木恵一
1997 「尾崎翠の音楽的素養」 『花梨』1997年特別号
すずきさだみ
鈴木貞美
1989 「(〈モダン都市文学2〉モダンガールの誘惑)解題」 鈴木貞美編『〈モダン都市文学2〉モダンガールの誘惑』平凡社
1992 『モダン都市の表現 自己・幻想・女性』白地社  
1998 「田園と風流」 『定本佐藤春夫全集』第4巻月報 臨川書店

▼た~と
著 者 出版年 書名・論文名 出 典
たかおかたく
高丘卓
1999 「尾崎翠のパサージュ」 尾崎翠『不思議の国のララ』パサージュ叢書3 メタローグ
たかはしたけお
高橋丈雄
1979 「恋びとなるもの」 『尾崎翠全集 月報』創樹社
たかはしゆか
高橋由香
2000 「閉ざされた世界-『こほろぎ嬢』を中心に」 『尾崎翠作品の諸相』専修大学大学院文学研究科・畑研究室
たかはらえいり
高原英理
1999 『少女領域』国書刊行会  
1999 「押しの強くない心」 『鳩よ!』187号(1999年11月号)
2000 「形而上憧憬症候群」 『幻想文学』58号。特集「女性ファンタジスト2000」
たけうちみちお
竹内道夫
1975 『鳥取県文芸史』牧野出版  
1985 「近代を彩った女性たち」全3回 『読売新聞』よみうりローカル鳥取 1985.9.21/9.28/10.10
1995 「(ふるさと文学館 第37巻 鳥取) 作品解説/歴史と風土/文学者群像」 竹内道夫編『ふるさと文学館 第37巻 鳥取』ぎょうせい
1998 「鳥取女流文学の流れ」 鳥取女流ペンクラブ編『尾崎翠・田中古代古・岡田美子選集』富士書店
1998 「翠と鳥取ゆかりの文学者」 『定本尾崎翠全集 栞』筑摩書房
たなかこよこ
田中古代子
1920 「女性の目に映じた女流作家 尾崎みどり子さんの作と人」上・下 『読売新聞』1920.2.13/14
たなかちかお
田中千禾夫
1980 「贋方丈記 うつりいくよしなし
ごとであってはなりません」
『新劇』1980年3月号(第322号)白水社
たなかみのる
田中実
1981 「尾崎翠一家のこと」 面影小学校発行『面影学舎九十年』、『尾崎翠国際フォーラム in 鳥取2004報告集』に抜粋を収録
たねむらすえひろ
種村季弘
1979 「大きすぎた花帽子」 『尾崎翠全集 月報』創樹社
2002 「昭和のアリス」 『ユリイカ』10月臨時増刊号(「総特集 矢川澄子、不滅の少女」)
ちたにしん
千谷信
1920 「尾崎みどり氏の作物に就いて」上・下 『読売新聞』1920.2.16/17
チョン
スウォン
2000 「『香りから呼ぶ幻覚』-「感覚」と深層心理について」 『尾崎翠作品の諸相』専修大学大学院文学研究科・畑研究室
つかもとやすよ
塚本靖代
1997 『尾崎翠論──「第七官界彷徨」を中心とした、尾崎翠の戦略としての「妹」について』修士論文(学習院大学提出)  
1998 「『変な家庭』の永遠の妹、小野町子」 山崎邦紀編『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』 発行:『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』製作委員会
1998 「『尾崎翠』の再評価の流れと『少女論』」
1999 「尾崎翠研究の現状」 『週刊読書人』1999.6.25
2001 「鳥取から飛び立つ光、尾崎翠」 『図書新聞』2001.4.21、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2001』収録
2003 「尾崎翠『アップルパイの午後』-妹たちの抵抗」『イメージ&ジェンダー』Vol.4 イメージ&ジェンダー研究会・彩樹社発行
つじいまり
辻井万梨
1997 「失恋は失意か」 『花梨』1997年特別号
つだえり
津田英里
2002 「尾崎翠「第七官界彷徨」論」 『香椎潟』48号
つるみたろう
鶴見太郎
2001 『橋浦泰雄伝』晶文社  
てらだそう
寺田操
1998 「尾崎翠とケルト文学」 『関西文学』6号
2000 『金子みすゞと尾崎翠-1920・30年代の詩人たち』 白地社
2004 『都市文学と少女たち』 白地社
どいよしひら
土井淑平
1980 「美神の仮面-尾崎翠頌」 『モダンパルス』12号、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
2001 「ユーモアの精神とパロディの論理-尾崎翠と花田清輝を結ぶもの 『ファイ』臨時増刊号(6月刊)
2001 「新解釈や新発見も-尾崎翠フォーラムを終えて」 『日本海新聞』2001.6.21
2002 『尾崎翠と花田清輝-ユーモアの精神とパロディの論理-』北斗出版  
2002 「矢川澄子さんと塚本靖代さん-二人の尾崎翠研究者の死を悼む」 『日本海新聞』2002.6.24、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
2003 「尾崎翠研究の現状と課題」 『日本海新聞』2003.6.23、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
2004 「夢のような豪華ゲスト」 『日本海新聞』5月17日、『尾崎翠国際フォーラム in 鳥取2004報告集』収録
2004 「尾崎翠の大杙の居所について」 『尾崎翠国際フォーラム in 鳥取2004報告集』
とうごうれいこ
東郷禮子
2004 「遥かなる旅、尾崎翠と鳥取のまほろば‐あるいはランボオとの歩行」 季刊『アーク』NO7
とつかたかこ
戸塚隆子
1982 「尾崎翠の作品解釈──『第七官界彷徨』『歩行』『地下室アントンの夜』を中心に」 『日大文理学部 研究年報』
とっとりぶんげい
こんわかい
鳥取文芸懇話会
1974 「鳥取文芸年表」 『鳥取文芸選集 1973』
とみたまさし
富田昌志
1998 「独特の感性で人間の内面描いた尾崎翠 自主製作の映画でよみがえる」 『毎日新聞』1998.5.21

▼な~の
著 者 出版年 書名・論文名 出 典
なかがわしげみ
中川成美
1999 「意識と身体の狭間にて ──尾崎翠『第七官界彷徨』」 『語りかける記憶 文学とジェンダー・スタディーズ』小川書店、初出『Et PUIS』23号(1991年9月)
2002 「文学的意味を明らかに-『尾崎翠と花田清輝』書評」 『週刊読書人』2002.10.4、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
なかごうみどり
中郷みどり
1997 「『歩行』のリズム」 『花梨』1997年特別号
なかすなこうじ
中砂公治
1999 「[シネマ人] 『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』 ──浜野佐知監督」 『毎日新聞』夕刊1999.6.17
なかたにいずみ
中谷いずみ
2003 「花田清輝を語るということ-『尾崎翠と花田清輝』書評」 『社会評論』第134号・2003年7月、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
なかのみどり
中野翠
1992 「(21世紀へ語り継ぐ日本の異才・偉人100人) 尾崎翠」 『月刊アサヒ』7月号
1995 「『モダン都市文学 モダンガールの誘惑』」 『ムテッポー文学館』文藝春秋(1998年 文春文庫)、初出『CLASSY』1990年4月号
1995 「尾崎翠『第七官界彷徨』」 『ムテッポー文学館』文藝春秋(1998年 文春文庫)初出『すばる』1991年7月号
1998 「動物的ばあさんになる」 『小説TRIPPER』1998年春季号
1998 「尾崎翠は取り憑く」 『定本尾崎翠全集 栞』筑摩書房
1999 「三十年間、ずっとファン」 『鳩よ!』187号(1999年11月号)
2002 「編者あとがき」上下 『尾崎翠集成』上下巻後書き 筑摩書房
なんばきし
南波冀志
1981 「第十五代鳥取市長 入江昶 ゆかりの養源寺」 『大因伯』暑中号
にしおゆうじ
西尾雄二
2001 「初期作品と岩美の海-中学生のための尾崎翠入門」 『ファイ』臨時増刊号(6月刊)
2002 「翠の文学のゆりかごを訪ねて」 『日本海新聞』2002.6.30 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
にしかわゆうこ
西川祐子
1998 「尾崎翠『第七官界彷徨』」 『借家と持ち家の文学史 ──「私」のうつわの物語』三省堂
にしむらひとみ
西村仁美
2005 「パッキンの第七官界彷徨」 『本の雑誌』2005年10月号
のさかあきお
野坂昭雄
1998 「尾崎翠『第七官界彷徨』論 ──「非正常心理」の世界をめぐって」 『(東北大学)日本文芸論稿』25号

▼は~ほ
著 者 出版年 書名・論文名 出 典
はたゆうぞう
畑有三
2000 「尾崎翠文学の位相」 『尾崎翠作品の諸相』専修大学大学院文学研究科・畑研究室
はたなかじゅん
畑中純
1998 「読書日記 時代を越えて、尾崎翠」 『東京新聞』1998.10.18
はなだきよてる
花田清輝
1941 「修養」 『文化組織』7月号。『花田清輝全集』第2巻(1977)に収録。
1969 「白磁鳳首瓶」 『全集・現代文学の発見 第6巻 黒いユーモア』解説 學藝書林
1979 「ブラームスはお好き」 『尾崎翠全集』創樹社、初出は『〈新鋭文学叢書2〉安部公房集』筑摩書房(1960年)の「解説」、のち「ブラームスはお好き」として『恥部の思想』講談社(1965年)に収録
1979 「ご対面」 『尾崎翠全集』創樹社、初出は『文芸』1972年2月号
1979 「旧人発見」 『尾崎翠全集』創樹社、初出は『東京新聞』1973.11.12
ばばかなえ
馬場 加奈永
2002 「尾崎翠『第七官界彷徨』論-〈食べること〉という側面から-」 鳥取大学教育地域科学部に提出
2004 「松木氏、その研究と著作‐『地下室アントンの一夜』論」 『尾崎翠国際フォーラム in 鳥取2004報告集』
はにすすむ・
ひろすえたもつ
羽仁進・
廣末保
1971 「『内田百けん全集』第一巻と薔薇十字社『アップルパイの午後』について」 『毎日新聞』1971.12.12
はまのさち
浜野佐知
2005 『女が映画を作るとき』 平凡社新書
はやかわかおる
早川薫
1979 「尾崎翠の事」 『尾崎翠全集 月報』創樹社
はやかわようこ
早川洋子
2003 「尾崎翠三十三回忌」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』
はやしあまり
林あまり
1987 「演劇──渡辺えり子(劇団三○○)、尾崎翠を描く新作」 『鳩よ!』42号
1999 「グッバイ、センチナウタヨミ ──尾崎翠、歌のわかれ」 坪内稔典編『短歌と日本人(V)短歌の私、日本の私』岩波書店
2002 「尾崎翠の小宇宙-短歌と少女小説」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2002報告集』
2005 「詩人の魂~尾崎翠と渡辺えり子」 『花粉の夜に眠る戀~オールドリフレイン~』パンフレット。宇宙堂。
はやしふみこ
林芙美子
1931 「広い地平線」 『新興芸術研究』1931.6.1
1932 「女性作家に寄せて」 『作品』12月
1977 「落合町山川記」 『林芙美子全集 第十巻』文泉堂出版、初出『改造』1933年9月号、『尾崎翠全集』創樹社に収録
1977 「交遊記」 『林芙美子全集 第十巻』文泉堂出版、初出1936.2.28、『尾崎翠全集』創樹社に収録
2001 「1932年の日記」 『林芙美子・巴里の恋』(今川英子編)中央公論新社
ひでやまようこ
日出山陽子
1976 「尾崎翠に関する幾つかの資料について」 『イデイン』7号(春季号 4月)
ひびきまりあ
響まりあ
1998 「第七官界との出会い」 山崎邦紀編『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』 発行:『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』製作委員会
ひろすえたもつ
廣末保
1980 「文学史を批評する宿命の文学―尾崎翠の追いつめられたユーモア」 『日本読書新聞』1980.1.28
ひろすえたもつ
・はにすすむ
廣末保
・羽仁進
1971 「対談書評 アップルパイの午後」 『毎日新聞』1971.12.12
ふくだともこ
福田知子
1990 「第七官界の詩人・尾崎翠」 『微熱の花びら』蜘蛛出版社
ふじいかつお
藤井克郎
1999 「生涯+作品+現代 絡み合う三要素 浜野監督独自の視点で作家の実像」 『産経新聞』夕刊1999.6.30
ふせかおる
布施薫
2005 「数字(ひとつ)の恋―尾崎翠「第七官界彷徨」を読む」 『遊卵船』第二号 2005.5.22
ふるやきょうこ
古谷鏡子
1996 「日常の中の非日常空間・物の位置――尾崎翠の『第七官界彷徨』」 『詩と小説のコスモロジィ』創樹社、初出『新日本文学』37-1(1982年1月号)
ほだかとくぞう
保高徳蔵
1931 「私は推薦する」 『近代生活』昭和6年6月号
ほんごうよりこ
本郷順子
1995 「尾崎翠著、小説『第七官界彷徨』」 『日本蘚苔類学会会報』第6巻第7号
2002 「人類の祖先はコケだった!」 『コケの手帖』秋山弘之編、研成社。
ほんだますこ
本田和子
2000 「発掘される『不遇の才媛』金子みすゞと尾崎翠、その「同一視へのあやかし」…」 『文藝 総特集 金子みすず 没後70年』2000.1 河出書房新社

▼ま~も
著 者 出版年 書名・論文名 出 典
まがらきょうこ
真柄杏子
1997 「文学の魔力にとりつかれて生きる『歩行』」 『花梨』1997年特別号
ますだみずこ
増田みず子
1987 『<孤体>の生命感』岩波書店  
ますだみずこ/
かとうゆきこ
増田みず子/
加藤幸子
1991 「特別対談」長谷川泉編『女性作家の新流』国文学解釈と鑑賞 別冊 至文堂
まつえみどり
松江翠
2000 「その後の高橋丈雄」 映画『第七官界彷徨・尾崎翠を探して』HP
まつもとかおる
松本薫
1997 「もつれあう糸のきらめき 101年目の尾崎翠」全5回 『日本海新聞』1997.7.3~7.7
2003 「読みが交錯する場の魅力-『尾崎翠フォーラム in 鳥取2002報告集』を読んで」 『日本海新聞』2003・1・16、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
まつもととしゆき
松本敏行
2005 「伯母 尾崎翠の思い出」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2005 報告集 Vol.5』
みずたのりこ
水田宗子
1996 「少女という分身 ──近代女性表現における原型としての〈少女〉」 関根英二編『うたの響き・ものがたりの欲望 ──アメリカから読む日本文学』森話社(発売元:星雲社)
1997 「<こわれる>感覚を超えて」 『現代詩手帖』1997年4月号
1998 「『尾崎翠を探して』のことなど」 『群像』1998年12月号
1998 「尾崎翠の地を訪ねて」 『ことばが紡ぐ羽衣 ──女たちの旅の物語』思潮社、初出『現代詩手帳』1997年10月号
2005 『尾崎翠‐「第七官界彷徨」の世界』 新典社
みずもり
かめのすけ
水守亀之助
1920 「新春の創作を評す」 『文章世界』1920年2月号
みぞべゆみこ
溝部優実子
1997 「『第七官界彷徨』──町子の〈ひとつの恋〉」 『国文目白』第36集
みなみゆうた
南雄太
2000 「尾崎翠『第七官界彷徨』論-《名前》からのアプローチ」 『尾崎翠作品の諸相』専修大学大学院文学研究科・畑研究室
みねむらしづこ
峯村至津子
2001 「女の髪と非正常世界-『第七官界彷徨』に於ける町子の髪の役割」 『女子大國文』第129号(2001年6月発行)
みのわはつせ
三輪初瀬
2002 「尾崎翠『第七官界彷徨』試論―町子の彷徨と〈第七官〉―」 『国文目白』41号
2004 「尾崎翠『こほろぎ嬢』―女性詩人の闘い―」 『国文目白』43号
みやたけみちよ
宮武三千代
1992 「白い花」 『有珠』第43号(2月)
みょうちんみき
明珍美紀
1998 「[追跡] 幻の作家・尾崎翠をよみがえらせた女性成人映画監督・浜野佐知」 『毎日新聞』1998.12.6
むとうたけよし
武藤武美
1980 「浮浪文化と『第七官界』 ──尾崎翠の一冊の全集」 『本と批評』第70号 7, 8月号
むらせこうじ
村瀬甲治
2004 「ノオトの上の粉、テクストの粉末──尾崎翠「第七官界彷徨」試論──」 『比較文学・文化論集』21号、東大比較文学・文化研究会
むらたきよこ
村田喜代子
1997 「尾崎翠 ──青い櫛のミューズ」 『清流』9月号
1998 「尾崎翠という筋骨」 『定本尾崎翠全集 栞』筑摩書房
1999 「尾崎翠という花束」 『本の話』1999年1月号
むれようこ
群よう子
1987 「尾崎翠『第七官界彷徨』 ──隣の家の小さな秘密」 『鞄に本だけつめこんで』新潮社(1990年 新潮文庫)、初出『小説新潮』1986年1月号
1998 『尾崎翠』文春新書  
めじろがくえん
目白学園
女子短期大学
国語国文科研究室
1984 『落合文化村』双文社出版  
もちづきみつこ
望月満子
1999 「尾崎翠『歩行』について」 『静岡近代文学』14号
モネ、リヴィア 2000 「自動少女 ──尾崎翠における映画と滑稽なるもの」(竹内孝宏訳) 『國文學』45-4号(2000年3月号) 注記は45-6号(5月号)
2004 「サロメという故郷‐尾崎翠の『映画漫想』におけるナジモヴァ論、変装のドラマツルギー、そして女性映画文化宣言」 『尾崎翠国際フォーラム in 鳥取2004報告集』
もりまゆみ
森まゆみ
2004 「大正快女伝 尾崎翠」 『本の話』2月号。文藝春秋
もりゆみ
森由実
1998 「『尾崎翠』映画化 運命的に支援」 『えひめ雑誌』4月号
もりさわゆうこ
森澤夕子
1998 「尾崎翠の両性具有への憧れ ──ウィリアム・シャープからの影響を中心に」 『同志社国文学』48号
2000 「尾崎翠『琉璃玉の耳輪』試論」 『同志社国文学』52号
2002 「『瑠璃玉の耳輪』と変身について」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2002報告集』
2004 「[資料紹介]尾崎翠によるポー略伝」 『同志社国文学』第60号(2004年3月発行)
2004 「尾崎翠研究に必携の一冊‐『尾崎翠フォーラムin鳥取2003』報告集」 『日本海新聞』1月12日、『尾崎翠国際フォーラム in 鳥取2004報告集』収録
2004 「尾崎翠とエドガー・アラン・ポー」(全集未収録の新資料) 『尾崎翠国際フォーラム in 鳥取2004報告集』
2004 「大正から昭和初期の『読売新聞』に掲載された尾崎翠評」 『尾崎翠国際フォーラム in 鳥取2004報告集』

▼や~よ
著 者 出版年 書名・論文名 出 典
やがわすみこ
矢川澄子
1990 『野溝七生子というひと』晶文社  
1997 「二人の翠をめぐって」 『「父の娘」たち』新潮社、初出『ちくま日本文学全集20 尾崎翠』「解説」筑摩書房(1991年)
1998 「尾崎翠と稲垣足穂は、すごくハイカラなの」(インタビュー) 山崎邦紀編『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』 発行:『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』製作委員会
やなぎやさおり
柳谷抄織
1993 「『第七官界彷徨』論」 『(北海道教育大学札幌分校 国語国文学科) 国語国文学科研究論文集』第38集
やまざきくにのり
山崎邦紀
1998 「お散歩、漫想家の領土を」 山崎邦紀編『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』 発行:『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』製作委員会
1998 「内田照子さんに反論-今日的な尾崎翠の世界」 『山陰中央新報』1998.12.30
2001 「翠は国境を越える」 『日本海新聞』2001.5.20、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2001』収録
2001 「翠は世紀を越える」 『日本海新聞』2001.5.27、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2001』収録
2004 「国際的な視野から甦る‐翠にとって「異国」とは?」 『日本海新聞』6月7日、 『尾崎翠国際フォーラム in 鳥取2004報告集』収録
やましたせいぞう
山下清三
1977 「尾崎翠のレクイエム」全19回 『日本海新聞』1977.6.15~7.7
1980 『鳥取の文学山脈』鳥取市教育福祉振興会  
1985 「大正を燃えた鳥取文学 ──創造への旅」 『鳥取文芸』7号(特集 大正時代の郷土文芸)
1990 「思い出の尾崎翠」(全4回) 『文学の虹立つ道』富士書店、初出『日本海新聞』1984.1.27~2.17
やまだみのる
山田稔
1973 「尾崎翠『第七官界彷徨』」山田稔(報告)、討論 『日本小説をよむ会会報154』1973年12月
1979 「歩行する蘚」 『尾崎翠全集』創樹社、初出『イデイン』5号(秋季号 1973年11月)
1980 「静寂の力」 尾崎翠『第七官界彷徨』創樹社
1981 「身軽になるということ」 『新潮』1981年2月号
1998 「尾崎翠 ──断想」 『定本尾崎翠全集 栞』筑摩書房
やまなたつひろ
山名立洋
2003 「よみがえる尾崎翠」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』
やまなほうどう
山名法道
2004 「尾崎翠と仏教哲学」(尾崎翠親族の特別寄稿) 『尾崎翠国際フォーラム in 鳥取2004報告集』
やまなれいこ
山名礼子
2004 「思い出いろいろ」(尾崎翠親族の特別寄稿) 『尾崎翠国際フォーラム in 鳥取2004報告集』
やまもとかおり
山本薫里
2002 「短歌や少女小説から探る『小宇宙』」 『日本海新聞』2002・4・17、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』収録
2003 「沈黙の向こうで-芙美子と文子そして翠」 『尾崎翠フォーラム in 鳥取2003報告集』
やまもとようこ
山本容子
1998 「砂の上の女 ──尾崎翠」 『女・女』中央公論社、初出『婦人公論』1997.6
ゆりさちこ
由里幸子
1991 「女性作家の現在」 長谷川泉編『女性作家の新流』国文学解釈と鑑賞 別冊 至文堂
ゆりさちこ
(由)
1998 「稲垣真美さん 不思議な感性の尾崎翠(テーブルトーク)」 『朝日新聞』夕刊1998.11.2
よこいつかさ
横井司
2000 「名前を求めて「彷徨」する「女の子」-『第七官界彷徨』試論」 『尾崎翠作品の諸相』専修大学大学院文学研究科・畑研究室
よしだともこ
吉田知子
1985 「尾崎翠を読む」 『早稲田文学』114-11
1996 「一頁の作家論 尾崎翠 独特の語法」 『新潮』1996.7臨時増刊号 新潮名作選百年の文学
よしゆきりえ
吉行理恵
1980 「一貫した清潔感と爽かさ ──稲垣真美編『尾崎翠全集』全1巻の刊行」 『週刊読書人』1980.3.17

▼ら~ろ
著 者 出版年 書名・論文名 出 典
ラマル、トーマス 2004 「映画化された世界…1920年代の映画体験と尾崎翠の『映画漫想』」 『尾崎翠国際フォーラム in 鳥取2004報告集』

▼わ
著 者 出版年 書名・論文名 出 典
わかぎ
えふ
1993 「やっかいで美しいものの話」 『女体の神秘』講談社
わかじまただし
若島正
1997 「『人間的瞬間』にたどりつく旅」 『朝日新聞』夕刊1997.8.25
わたなべあやか
渡邊綾香
1997 『尾崎翠作品研究 ──『第七官界彷徨』を中心として』修士論文(神戸女学院大学提出)  
わたなべえりこ
渡辺えり子
1987 「戯曲 オールドリフレイン ──花粉ノ夜ニ眠ル戀」 『新劇』410
2005 「演出の言葉 未来への鎮魂」 『花粉の夜に眠る戀~オールドリフレイン~』パンフレット。宇宙堂。
2005 「尾崎翠を尋ねて」
わたなべのりこ
渡辺法子
1994 『「第七官界彷徨」の色彩が語るもの』自家版  
1994 「『第七官界彷徨』の色彩が語るもの」 『花梨』1997年特別号
2001 「『色彩』から探る翠の世界」 『ファイ』臨時増刊号(6月刊)
2001 「作品、人生の意味再認識へ」 『日本海新聞』2001.4.22、『尾崎翠フォーラム in 鳥取2001』収録
2005 『GOETHE und MIDORI ゲーテ閣下とフロイライン翠』自家版  
わたなべのりこ
渡辺法子・他
2004 「大正・昭和を駆け抜けた三人の女性作家~尾崎翠・田中古代子・岡田美子~パネルディスカッション記録集」(パネリスト=新光江、渡辺法子、井上嘉明 コーディネーター=須崎俊雄) 鳥取県企画部文化観光局振興課
わたなべゆきこ
渡辺由紀子
1999 「尾崎翠の病跡」 『横浜医学』第50号

●無署名 記事リスト(2000年まで)
記事名 出 典
「新年の雑誌(新潮)」 『読売新聞』1920.1.1
「よみがえる幻の女流作家 岩美町出身 故尾崎翠さん」 『日本海新聞』1977.4.19
「よみがえる幻の女流作家 『尾崎翠全集』いよいよ発刊」 『日本海新聞』1979.10.22
「尾崎翠 再評価の動き―空白を埋める全集、評伝」 『毎日新聞』 1980.1.14
「不思議な魅力秘めて―尾崎翠全集全一巻が出版」 『朝日新聞』 1980.1.28
「尾崎翠の文学碑建立」 『朝日新聞』1983.10.29
「[諸国名作の旅]第七官界彷徨 尾崎翠」 『朝日新聞』1983.11.21
「尾崎翠の『第七官界彷徨』が舞台化」 『山陰中央新報』1985.5.15
「新作はアンチ・ライト感覚 渡辺えり子 尾崎翠の作品下敷きに」 『読売新聞』夕刊 1987.4.8
「[五月の新劇から]哄笑の手前でしぼむ 『フィガロの結婚』」 『読売新聞』夕刊 1987.6.1
「尾崎翠の文学碑 母校に建立」 『朝日新聞』1988.10.9
「川崎賢子さん 『少女日和』(らいたあ登場)」 『朝日新聞』1990.4.29
「日本文学全集に新切り口の2つ 手軽さ狙い文庫本型 幻想シリーズも」 『朝日新聞』1991.2.17
「[スタジオ発]荻野目慶子 煙を我慢!?林芙美子役」 『読売新聞』夕刊 1992.1.14
「作家尾崎翠没(あすは)」 『朝日新聞』夕刊 1992.7.7
「昭和初期の作家・尾崎翠、共感呼ぶ TVドラマも放映」 『朝日新聞』夕刊 1992.8.11
「尾崎翠の全容に迫る 劇団河馬壱 作品後援と資料展開催」 『日本海新聞』1992.10.11
「『ちくま日本文学全集』全60巻が完結」 『朝日新聞』日曜版 1993.9.12
「小説のなかの色彩を研究 倉吉の洋画家・渡辺法子さん」 『日本海新聞』1996.3.30
「[海潮音]内田照子との会談から」 『日本海新聞』1996.7.10
「15日 尾崎翠生誕100年の催し」 『神戸新聞』1996.9.11
「女流作家の功績後世に 県立図書館へレリーフ寄贈」 『山陰中尾新報』1996.9.11
「尾崎翠の本質に迫る 鳥取で生誕100年文学フェス」 『日本海新聞』1996.9.19
「尾崎翠の業績を回顧 鳥取で生誕100年イベント」 『日本海新聞』1996.10.6
「岩美出身の作家、尾崎翠を映画化」 『日本海新聞』1998.1.21
「尾崎翠の作品映画化へ 地元鳥取で支援の動き 第七官界彷徨 林芙美子らも感嘆 『感覚の世界』表現」 『東京新聞』1998.4.25
「浜野佐知監督『尾崎翠を探して――第七官界彷徨』 白石加代子が映画初主演 昭和初期の異色の女性作家役で」 『東京新聞』 夕刊 1998.5.13
「女性たちによる女性作家の映画 尾崎翠の生涯と作品 監督の熱意、作家ら支援」 『読売新聞』1998.5.14
「アラカルト 女性作家評伝シリーズ 」 『東京新聞』1998.8.2
「出版情報」 『朝日新聞』大阪版 1998.9.6
「[出版情報]『定本 尾崎翠全集』の刊行始まる」 『読売新聞』1998.9.27
「アラカルト 尾崎翠全集」 『東京新聞』1998.9.27
「昭和初期活躍の小説家・尾崎翠描いた映画が完成 都内の支援する会など制作費をカンパ」 『東京新聞』1998.10.24
「女性が制作の映画上映 性・戦争・自然などテーマに 来月1―4日」 『読売新聞』1998.10.26
「国際女性映画特集--埼玉県与野市・彩の国さいたま芸術劇場」 『毎日新聞』夕刊 1998.10.28
「カネボウ国際女性映画週間 」 『東京新聞』夕刊 1998.10.29
「映画 マリオン」 『朝日新聞』夕刊 1998.12.10
「映画『第七官界彷徨~尾崎翠を探して』上映会(情報ランド)」 『朝日新聞』夕刊 1998.12.14
「銀幕の向こう側で 女性映画人たち1 監督浜野佐知」 『信濃毎日新聞』1999.1.7
「女性監督作中心に6本 江の島女性映画祭」 『朝日新聞』神奈川版 1999.2.19
「『尾崎 翠』群ようこ著」 『読売新聞』1999.2.21
「新刊抄 『尾崎 翠』群ようこ著」 『東京新聞』1999.2.21
「尾崎翠を読む」「尾崎翠を知る」 『夢丼(ゆめどん)』vol.4
 旺文社ムック 1999.3.5
「尾崎翠描いた映画、静岡市で先行上映 浜野佐知さんが監督」 『朝日新聞』静岡版1999.3.5
「 改名を機に一人芝居 横山通乃 記憶喪失の老婦人が主人公」 『東京新聞』1999.3.10
「尾崎翠テーマの映画 あす、青葉シネクラブで上映=神奈川」 『読売新聞』1999.4.15
「[出版情報]女性の生き方を叢書にした『パサージュ叢書』刊行」 『読売新聞』1999.5.2
「アラカルト 『パサージュ叢書』」 『東京新聞』1999.5.2
「[情報]『パサージュ叢書』配本--メタローグ」 『毎日新聞』1999.5.9
「BOOK REVIEW 尾崎翠『不思議の国のララ』」 『ぴあ』1999.6.14
「尾崎翠を映像化『第七官界彷徨』」 『朝日新聞』夕刊1999.7.2
「BOOK REVIEW 尾崎翠『不思議の国のララ』」 『女性セブン』1999.7.15
「雲の谷間で 風土と文学5」 『朝日新聞』1999.7.1
「BOOK REVIEW 尾崎翠『不思議の国のララ』」 『サンデー毎日』1999.7.18
「尾崎翠が世界でブーム 映画や文学作品 奇抜さ、ユーモア受ける」 『山陰中央新報』2000.5.8
「尾崎翠 海越え羽ばたく 研究者が英訳、出版へ」 『日本海新聞』2000.6.17

●映画・演劇・番組リスト
映画・演劇・番組 スタッフ・キャスト
1980 TV「NHK文化シリーズ 文学への招待
 幻の女流作家 尾崎翠」
出演:黒井千次、山田稔、稲垣真実、NHK、1980.6.23OA
1983 舞台「第七官界彷徨」 脚本:田槇道子、演出:串田和美、出演:藤川延也、武石一恵、大森博、小島紀子、有福正志ほか、 六本木自由劇場、1983.2.01~15
1985 舞台「緑青色の風邪薬」 脚本:桑名名子、劇団・流山児祥事務所、ザ・スズナリ(東京・下北沢)1985.4.26~30)→『山陰中央新報』1985.5.15の記事より
1987 舞台「オールドリフレイン」 劇団3〇〇公演、作・演出・主演:渡辺えり子、新宿シアター・モリエール、1987.4.17~5.5
1992 TV「29歳・おもかげを風にあたえよ」 作:筒井ともみ、演出:広瀬満、主演:田中裕子、松下由樹、堤真一、荻野目慶子ほか、NHK、1992.1.15OA
1992 舞台「アップルパイの午後/歩行」 構成・演出:中川順子、劇団河馬壱 第14回公演、キッド・アイラック・アート・ホール(東京・明大前)1992.10.16~18)→これは再演。初演は?
『日本海新聞』1992.10.11
1996 舞台「モダンダンス 『第七官界彷徨』より」 舞踏団・ダンスコング、代表・加藤朋子、尾崎翠生誕百年記念 文学フェスティバル、鳥取県立県民文化会館小ホール 1996.9.15
1998 映画「第七官界彷徨 尾崎翠を探して」 監督:浜野佐知、脚本:山崎邦紀、出演:白石加代子、吉行和子、白川和子、柳愛里ほか、1998年、日本映画、カラー、108分

●尾崎翠・著作ガイド(現在入手できるもの。文責ヤマザキ)
■創樹社
書 名 出版年 価格(税別) 備 考
『尾崎翠全集』全1巻 1979 5800円 箱入り。ご存知最初の全集。
『第七官界彷徨』 1980 1500円 全集と同じ野中ユリ装釘の瀟洒なアンソロジー。収録作品=「初恋」「詩人の靴」「歩行」「こほろぎ嬢」「木犀」「匂いー嗜好帳の二三ペエヂ」「山村氏の鼻」「アップルパイの午後」「途上にて」「神々に捧ぐる詩」「第七官界彷徨」「『第七官界彷徨』の構図その他」。解説=山田稔「静寂の力-尾崎翠を読む」稲垣真美「尾崎翠の人と時間」。早くも稲垣氏の恣意的な解釈が混じり、高橋丈雄を匿名にしたり、下駄は「妹を託する」説を堂々展開。
加藤幸子『尾崎翠の感覚世界』(1990年。1600円+税)

■筑摩書房/筑摩書房サービスセンターTEL.048ー651ー0053
書 名 出版年 価格(税別) 備 考
『尾崎翠』
<ちくま日本文学全集>
1991 1000円 代表作がコンパクトにまとまった文庫版アンソロジー。収録作品=「こほろぎ嬢」「地下室アントンの一夜」「歩行」「第七官界彷徨」「山村氏の鼻」「詩人の靴」「新嫉妬価値論」「途上にて」「アップルパイの午後」「花束」「初恋」「無風帯から」「杖と帽子の偏執者ーチャーリー・チャップリンの二つの作品について」「匂いー嗜好帳の二三ペーヂ」「捧ぐる言葉ー嗜好帳の二三ペーヂ」「神々に捧ぐる詩」。解説=矢川澄子「二人の翠をめぐって」
『定本 尾崎翠全集』
上下巻
1998 上巻
5400円
下巻
5800円
箱入り。上巻は主に小説とエッセイ、下巻は新しく発見されたシナリオ原案や少女小説(黒澤亜里子解説)が中心。
『尾崎翠集成』
上下巻
2002 上下巻
ともに
1000円
+税
文庫版。上巻は代表作をはじめとする小説と書簡など、下巻は初期作品に少女小説、戯曲、シナリオ、映画評論など。「中野翠編・解説」ということで大いに期待されたが、編集に特に工夫なく、印刷は上下巻で異なり、特に上巻の書体、版面が読み難くて汚い。「あとがき」も冴えが見られず、オザナリ。まったく期待外れの「集成」となった。いったいに「美しい本」を作ろうとする気合いが編集部に欠落しているのではないか。
『迷へる魂』 2004 1900円 「18歳から24歳の尾崎翠」(帯より)。全集
未収録の詩、短歌、散文。なかに「テキスト・クリティーク」が行われたかどうか、怪しいものも含まれている。無駄に長大な稲垣眞美「おぼえがき」付き。

■メタローグ/TEL.03ー5275ー1595
書 名 出版年 価格(税別) 備 考
『不思議の国のララ』
<パサージュ叢書>
1999 1200円 翻訳や初期エッセイをメインにした大胆編集のアンソロジー。抜粋は、しかし?  収録作品=「少女ララよ」「モレラ」「漁村の新生活より」「あさ」「雪のたより」「青いくし」「昼の淋しさ」「宵のたより」「ねざめ」「冬にわかれて」「木犀」「映画漫想」抜粋(「画面への漫想家の心理」「杖と帽子への愛」「影への隠遁」「武蔵野第四階」「声画の自殺」)「春の短文集」「朝」「悲しみの頃」「夏逝くころ」「新秋名菓」「海ゆく心」「悲しみを求める心」「岩井の里」「盆踊り」「短歌一首」「木蓮」「富春園にて」「地下室アントンの一夜」(断片)「第七官界彷徨」(断片)「『第七官界彷徨』の構図その他」。 解説=島田雅彦「グリーン・ボーイの発明」高丘卓「尾崎翠のパサージュ」。



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『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』上映委員会
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